ミツバチを飼育するために最低限必要な道具

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飼育するための道具

ミツバチを飼育する際には、一体どんな道具を揃えればいいのでしょうか。

また蜂はどうやって手に入れればよいのでしょうか。

今回は「ミツバチを飼育するために最低限必要な道具」についてまとめてみました。

ミツバチを飼育するための道具はどこで買う?

直接購入したい!

ミツバチの飼育をするにあたり最初に迷うのが、ミツバチを飼育するために最低限必要な道具をどこで仕入れるかではないでしょうか。

養蜂を専門で行っている業者に直接行くことにより、養蜂の仕方や気をつけた方がいいことなどを詳しく教えてもらうこともできます。

また道具の使い方を直接レクチャーしてもらえるのも嬉しいですね。

インターネットで購入したい!

養蜂器具を専門とした業者はだいたいと言っていいほどネット販売を行っています。

直接行くのは面倒だったり、場所が遠かったりする場合は無理をせずインターネットで購入するようにしましょう。

ミツバチを持ち帰る際は車内の温度に気をつけねばなりませんが、ネット購入であればその心配もありません。

ミツバチを飼育するために最低限必要な道具

ミツバチのお家

ミツバチを育てる上でまず必要なのがミツバチたちの家です。

巣箱…木製で蓋つき。寸法は世界的に標準規格です。

継箱(つぎばこ)…巣箱の胴と同じ形、同じ大きさですが、蓋と底はありません。ミツバチの増殖、採蜜の際に巣箱に乗せて使用します。

巣礎(すそ)…人工的にミツロウで作られた蜂の巣。巣枠に貼って使用します。ここにミツバチがミツロウで巣を完成させたものを巣脾といいます。

巣枠(すわく)…ミツバチの巣の基本的な部分です。巣枠の枚数を調整することで蜂群の大きさを決めます。

便利なスタートセット

養蜂をするのにたくさんの道具をいちいち揃えなくてはならないのは面倒だ、という人にはスターターセットをおススメします。

まとめ買いになりますが必要な道具は全て揃いますし、まとめて購入した分だけお得に購入することができます。

日常の作業に必要な道具

日常の作業に必要な道具は以下の通りです。

燻煙器…巣箱の蓋を開ける際にミツバチに煙をかけて大人しくさせるための道具です。火をつけた麻袋やワラなどを本体に入れて吹子で空気を送り込んで煙を出します。

ハイブツール…20センチほどの金具です。カギ状になっている先端を使ってプロポリスで固まった巣枠を移動させます。

作業服…ミツバチを刺激しない白色の、滑らかな素材でできたツナギが理想です。

顔を守るための面布と帽子をかぶり、長靴と手袋にはツナギの裾を入れて隙間ができないようにします。

採蜜をするときの道具

採蜜に必要な道具とは?

採蜜の際に必要な道具は以下の通りです。

分離器…巣脾に貯まったハチミツを回転させて遠心力で分離することにより、ハチミツを採取することができます。

蜜刀…巣脾に蓄えられたハチミツはミツロウにより蓋がされています。その蜜蓋を削り取るための刀です。

蜜こし器…目の細かい金属製の網です。分離したハチミツの中にはミツバチやミツロウ、幼虫などが含まれており、これらを取り除くためにハチミツを濾します。

採蜜の方法

採蜜はタイミングが重要です。

必ず蜜蓋されてから採蜜を行うようにしましょう。早すぎてしまうとハチミツが熟成していないため、醗酵してしまいます。

またハチミツが薄まってしまわないよう、ミツバチたちが新しい蜜を取ってくる前の早朝から作業を始めるようにしましょう。

1.燻煙期の煙でミツバチたちを大人しくさせたら巣枠を取りだします。巣枠についているミツバチたちはここでふるい落として群に戻しましょう。

2.蜜刀で丁寧に蜜蓋をそぎ落とします。

3.分離器に入れて、回転させてハチミツを採取します。

4.分離器のバルブからハチミツを取りだし、蜜こし器でハチミツを濾します。

5.ハチミツを取り終えた巣枠は巣箱に戻しましょう。

まとめ

ミツバチを飼育するための道具についてまとめてみました。

初期投資は必要ですが、一度購入してしまえば長く使用できるものばかりです。

また養蜂の最大のイベントである採蜜は、取れたてのハチミツを味わうことができる最大の楽しみでもあります。是非チャレンジしてみてくださいね!

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