スイーツには欠かせない蜂蜜。普通の砂糖を使うよりも蜂蜜を入れた方が、味がまろやかになって高級感が出るのは何とも不思議です。
でも蜂蜜ってどうしてあんなに美味しいのでしょうか?
今回は「あま〜いハチミツの美味しさの秘密は○○だった!美味しさの秘密に迫る」についてまとめてみました。
Contents
蜂蜜とは
蜂蜜とは?
蜂蜜はミツバチが作る蜜のことをいい、自然界で最も甘い蜜だと言われています。
淡黄色〜褐色の粘り気の強い液体で、栄養価が高く保存性にも優れています。
その幅広い効用から、食用、薬用として古代から重宝されています。
蜂蜜の蜜源ってどんなものがあるの?
蜜源となる植物は、以下の通りです。
作物…菜種や蕎麦など
果樹…ミカン、梅、柿、栗など
牧草…レンゲ、シロツメクサなど
高木…桜、ニセアカシア、トチノキなど
蜂蜜の栄養価・成分
蜂蜜の成分
蜜源となる植物の種類と採取時期により、蜂蜜の成分は異なります。
そのため香り、味、色、品質なども蜂群や採集する花の蜜の種類により変わってきます。
蜂蜜の味を左右するのは甘味と酸味のバランスと言われています。蜜源となる花によるものなので、中には苦味をもつ蜂蜜もあります。
蜂蜜の栄養価
蜂蜜の成分のうち、大部分を占めているのが糖類です。
糖分の成分は、フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)という単糖類がそれぞれ約半分を占め、さらにオリゴ糖、マルトース、スクロース(ショ糖)が少量含まれています。
残りの成分は水分がほとんどで、他にビタミン、ミネラル、有機酸、遊離アミノ酸、タンパク質、酵素などが微量に含まれています。
蜂蜜を食べるとどんな効果が得られるか
抗菌作用
蜂蜜は古代から栄養が豊富で治癒力のある薬としても重宝されてきました。
蜂蜜には抗菌作用があり、創傷に蜂蜜を塗布するという治療方法が昔から広く知られています。
ケガをした後に傷口が赤くなることがありますが、これは体内の白血球が細菌と闘っていることによるものです。
傷口に蜂蜜を塗ることで細菌を素早く退治することにより、傷の治りを早めてくれます。
この抗菌作用は胃潰瘍の原因となるピロリ菌の数を減少させるという報告もあります。
また呼吸器疾患の症状軽減にも役立つことが最近の研究で確かめられました。
血糖調整作用
蜂蜜は通常、ブドウ糖よりも果糖の方が多く含まれています。同じ単糖類でも果糖は吸収速度が遅いため、血糖値を急激に上げることを防ぐ役割があります。
一度に多量の糖分を肝臓に送り込まないための血糖調整作用があるため、肥満防止にも役立ちます。
整腸作用
蜂蜜に含まれるグルコン酸にはビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やす役割があります。
またオリゴ糖は善玉菌のエサとなるため、善玉菌を増やすには有効です。
善玉菌が増えることにより、腸内環境が整えられる整腸作用があるため、便秘や下痢の解消に役立ってくれます。
タンパク質を分解してくれる酵素は、消化を助けるので胃腸の負担を和らげる効果があります。
疲労回復
ハチミツの主成分である糖分は主に果糖とブドウ糖でできています。
これらは単糖類と呼ばれ、これ以上分解する必要がないためすぐに吸収されエネルギーに変わります。
特に運動をする前後は早急なエネルギー補給が必要ですが、そんなときハチミツは手っ取り早くエネルギーをチャージするために重宝されます。
まとめ
蜂蜜の秘密についてまとめてみました。
あんなに美味しい蜂蜜を作ることのできるミツバチってすごい!の一言に尽きます。
蜂蜜には余分な糖分が添加された「加糖蜂蜜」と、余計な加工を行わない「純正蜂蜜」があります。
できれば栄養価の高い純正蜂蜜を選ぶようにしましょう。
こちらの記事もどうぞ → ミツバチを自分で捕獲するための手順と方法